スポンサードリンク
“オグシオ”ペア公式写真集、10日に発売…協会公認
“オグシオ”ペア公式写真集、10日に発売…協会公認
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200709080005a.nwc
≪浅尾美和に続け≫
三洋電機所属の女子バドミントン人気ペアの「オグシオ」こと小椋久美子選手(24)と潮田玲子選手(23)の写真集が10日、日本バドミントン協会公認として小学館から発売される。競技団体が特定の選手の写真集を公認するのは例がないという。ビーチバレーが浅尾美和選手を前面に押し出し、競技自体への世間の注目度を上げて観客動員やスポンサー獲得につなげるなど、人気選手を核としてマイナー競技の振興を図る動きが目立ってきている。
写真集は「オグシオ公式写真集 ROAD TO BEIJING」(監修・日本バドミントン協会、3000円)というタイトルで練習風景や、会社での勤務中の姿、また練習を離れたオフの素顔など、一流アスリートとしてだけでなく、若い女性としての素顔も一冊で堪能することができる。
日本バドミントン協会の今井茂満事務局長は「小椋、潮田両選手は幅広い人気があり、競技自体の注目度を高めるためにも発売することにした」と狙いを話す。
その効果はさっそく表れている。11月に行われる全日本総合選手権に今回初めてトヨタ自動車、AIU、日清食品などのスポンサーが付いた。日清食品は「バドミントンの注目度が上がっている」、AIUは「最近のバドミントン人気に配慮した」とそれぞれ支援の理由を述べている。
経済効果について今井事務局長は「スポンサーからの拠出金だけで5000万円あった」という。また競技人口についても「2003年以降毎年増え続けている。とくに少子化の逆風の中でジュニアが増えている」。これらを今井事務局長は「オグシオ効果」と認識している。
≪ペアで増す魅力≫
人気ペアはコマーシャルにも起用されている。アサヒ飲料のスポーツドリンク「アサヒ SUPER H2O」のリニューアル発売に合わせて3月からオンエアされ、同社のホームページで視聴することができる。
アサヒ飲料マーケティング部の松川賢主任は「さわやかで世界に挑戦する姿勢が企業イメージと商品イメージにぴったり合致したため起用した」と話す。
オグシオの魅力についてスポーツエージェント・マネジメント会社の日本スポーツエージェントの古屋博史代表は「ペアであることで魅力がさらに増している。1足す1が2ではなく、5であり10にもなっている。ピンクレディーもそうだったが、2人でそれぞれのファンを獲得できるので、ファン層の拡大も増幅されている」と分析する。
今後特定の選手を大々的に売り出すことで競技の注目度を上げて、スポンサー獲得などを目指す手法は「新しいものを取り入れる精神のある競技団体であれば有効だろう」という。
≪表情見えぬと…≫
しかし不向きな競技もある。古屋代表は「剣道やフェンシングなど表情の見えづらいもの。アーチェリーや射撃など、感情が伝わりにくい競技は見ている側が感情移入しづらく向かないだろう。苦しそうな表情で耐えたり、試合を制して歓喜のガッツポーズをするなど、観客が共感できる競技が向いている」と指摘する
もっとも、選手を売り出すには注意を要する点もある。「他の選手への配慮を欠かしてはならない」ことだ。選手の人気が出て、さまざまな分野から収入が得られるようになったら、例えば全選手の移動を普通車からグリーン車にするなど、幅広く選手に“利益配分”をすることだ。「そうすることで選手間の人間関係がおかしくなることを避け、他の選手も感謝し理解を得ることにもつながる」(古屋代表)。
ビーチバレーは浅尾美和選手を広告塔とすることで注目度を上げた。特定の選手を売り出すことによって、観客動員増やスポンサー獲得につなげ、競技振興を図る戦略は今後も広まっていきそうだ。(佐竹一秀)
スポンサードリンク


