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歌のおにいさんとおねえさんが交代! 歴代のおにいさん、おねえさんの近況は?
歌のおにいさんとおねえさんが交代! 歴代のおにいさん、おねえさんの近況は?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080312/1008030/
1959年に放送がスタートした『おかあさんといっしょ』(NHK教育テレビ;月~土8:35~9:00)は、来年で50周年を迎える。文句なしの長寿番組である。無論、日本の幼児向けテレビ番組としては一番の老舗だ。幾度もマイナーチェンジを繰り返しつつも50年間途切れることなく放送され続けてきた。たとえばほかの有名どころの長寿番組をみると、『笑っていいとも!』が26年目、『徹子の部屋』が32年目、『サザエさん』が39年目、『笑点』が42年目。こうして並べてみると、『おかあさんといっしょ』のすごさが分かる。
さて、50周年を迎え、歌のおにいさん、歌のおねえさんを5年間続けてきた今井ゆうぞうと、はいだしょうこがこの4月をもって番組を“卒業”することが発表された。
一般紙、スポーツ紙、ニュースサイトなどでこの話題を目にした方も多いと思う。
子ども番組の出演者が交代するのにわざわざ記者会見をするなんて、ちょっと珍しくない? 今どきの子ども番組は昔と違うのかな? ……と思った方もいるかもしれないが、実はおにいさん、おねえさんの交代会見は、今回に限ったことではなく、前の代もその前の代も記者会見が行われており、そのたび新聞記事にもなっているのだ。ただ、当時は、今のように過去のニュースをWebでカンタンに読める時代ではなかったので、記者会見が行われたというニュースに気づかないままの人も多かったのだろう。
今回卒業する今井ゆうぞうは、笑うと目がなくなるキュートな童顔が魅力で、子供のみならず、世のお母さん達からの熱い支持を受けてきた。番組登場当初、『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンに似ているとか、ネプチューンの堀内健に似ているとか、TBSの安住アナに似ているとか、まあ、とにかくいろいろな人に似ているといわれた人物。後任の横山だいすけ同様、劇団四季等のミュージカルの舞台で活躍していた前歴をもつ。
一方、はいだしょうこは宝塚歌劇団星組出身。宝塚時代の芸名は千琴ひめか。歴代の歌のおねえさんの多くが、音大生→歌のおねえさんという経歴をもつ中、異色の前歴だ。タカラジェンヌ時代から歌唱力の高さを評価されていたという。また、少女時代は、作曲家の中田喜直に師事していたこともある。子どものころの将来の夢は「宝塚と歌のおねえさん」だったそうで、夢を両方ともかなえてしまった強運の持ち主でもある。
番組に登場した当初は、華やかな美貌と素晴らしい歌唱力、ダンスも巧く、まさに完全無欠の歌のおねえさんと思われていたが、トークコーナーでのおっとりとした受け答えや「えかきうた」コーナーでの見る者に衝撃を与える画伯っぷりから、実はなかなかの天然さんであることが徐々に判明。可愛いおねえさんとして、こちらも多くのファンから支持されている。
二人の後任は歌のおにいさんに横山だいすけ、歌のおねえさんに三谷たくみ。横山は千葉県出身、国立音楽大声楽科を卒業し劇団四季に所属、『ライオンキング』でヤギ役などを演じた経験があるとのこと。三谷は神奈川県出身、声楽を専攻している現役音大生。なお、今井ゆうぞう、はいだしょうこの『おかあさんといっしょ』最後の出演は3月28日、横山だいすけ、三谷たくみが登場するのは3月31日の放送から。ただし、5月2~5日に渋谷のNHKホールで開催される「おかあさんといっしょファミリーコンサート」に今井ゆうぞうとはいだしょうこがゲスト出演する予定だ。
卒業するおにいさん、おねえさんに、後任のおにいさん、おねえさんから花束が贈られた。左から三谷たくみ、はいだしょうこ、横山だいすけ、今井ゆうぞう(画像クリックで拡大)
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初代の歌のおにいさんは、「ビューティフルサンデー」のヒット曲でもおなじみの田中星児。ニコニコ笑顔でおかっぱ頭にサロペット…という「子ども番組のお兄さん」像を確立した人といって過言ではなかろう。漫画やコントに登場する「お兄さん」の原型は、この田中星児だと思う。ちなみに田中星児のイトコは料理上手で有名なタレントのグッチ裕三だ。
2代目はなんとアニメソングの帝王、水木一郎アニキだ。3代目のたいらいさおは、「バスストップ」のヒット曲がある歌手、平浩二の弟。5代目のかしわ哲は、現在、知的障碍者のバンド「サルサガムテープ」のリーダー。また、童話、小説やエッセイなど、文筆家としても活躍中。同じく5代目の林アキラは、ミュージカル俳優として数々の舞台に出演。歌唱指導や作曲も手がける。
7代目の坂田おさむは、7年間、歌のおにいさんを務め、歴代最長出演記録持続中。現在も『おかあさんといっしょ』にたくさんの曲を提供し続けており、全国各地のファミリー向けコンサートに精力的に出演している。今井ゆうぞうとはいだしょうこの『おかあさんといっしょ』最後の月の歌(月替わりの新曲)「君に会えたから」も坂田おさむの作詞作曲だ。
8代目は「だんご3兄弟」のヒットでおなじみの速水けんたろう。映画、ドラマ、舞台、コンサートと幅広く活動中。9代目の杉田あきひろは、ミュージカルやファミリー向けコンサートのほか、BIG HORNS BEEのオリタノボッタ(織田浩司)と組んで吹奏楽コンサートにも頻繁に出演している。そして、10代目が現在の今井ゆうぞう。
初代の歌のおねえさんは、眞理ヨシコ。歌のおねえさん卒業後も『おかあさんといっしょ』に出演していたので、あたたかい笑顔や柔らかな歌声を覚えている方も多いと思う。10代目の小鳩くるみは、ディズニー映画『白雪姫』の初代白雪姫、アニメ『アタックNo.1』の主人公・鮎原こずえの声優としても有名。現在は「マザーグース」を専門分野として大学で教鞭をとっている。本名の鷲津名都江名義での「マザーグース」関連の著書も多い。
14代目のしゅうさえこ、15代目の森みゆき、16代目の神崎ゆう子は、現在もファミリー向けのコンサートや童謡のCDなどで活躍中。神崎ゆう子は、4月からラジオ番組『ラジオビタミン』(NHKラジオ第1)にレギュラー出演が決定している。
17代目は、速水けんたろうと共に「だんご3兄弟」のヒットを飛ばした茂森あゆみ。パペットによる音楽バラエティ『クインテット』(NHK教育テレビ)で紅一点のアリアさんの声を担当している。7月に第2子出産予定。18代目のつのだりょうこは、4月から『まいにちスクスク!』(NHK教育テレビ)にレギュラー出演が決定している。そして、19代目が現在のはいだしょうこ。
春から登場するフレッシュなおにいさん、おねえさんを楽しみにしつつ、懐かしいおにいさん・おねえさん達の活躍ぶりからも目が離せない。以下の公式サイトへのリンクから、歴代のおにいさん・おねえさんの活動状況を確認してみてはいかがだろうか。
なお、筆者のサイトに歴代のおにいさん・おねえさんの一覧表があるので、ご参考までにどうぞ。→おかあさんといっしょUNOFFICIAL FANCLUB[歴代兄姉一覧]
(文/みやしたゆきこ=コラムニスト)
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