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「そんなつもりってどんなつもりだったんだよ」 (わけもなく泣くなんて嘘)
「そんなつもりってどんなつもりだったんだよ」 (わけもなく泣くなんて嘘)
http://realsimple.nikkeibp.co.jp/article/columns/20080416/101311/
編集:人と人が関わると傷つくのは当たり前とは言え、実際傷つけてしまって「いや、それって当然なんですよ」とは言えないですよね?
だいご:まず、ですね。自分が何をしたくて相手にその発言をしたか、というのを注意深く知って欲しいですね。んー、例えば、何か相手を傷つけてしまう場面ってありますかね?
編集:女性同士だと「誰々に似てるね」なんて言われて傷つくというのはあるかも。
東良:男女でもあるでしょう。美人だからって「伊東美咲に似てるね」と言ったら「私、伊東美咲って大っキライなの」と返されたり。
編集:可愛いと言いたくて「ペンギンに似てるね」とか。
東良:「私を短足と言いたいのか」と激怒される。
だいご:そこに不注意というか、何のためにその言葉を言ったのかを精査していない部分があると思うんですよね。単に「美人だね」と言いたいのなら、別に伊東美咲さんを持ち出す必要は無いわけで。東良さんは伊東美咲さんが好きで、同様にその女性のことも好きですと言いたかったのかもしれない。
東良:あ・・・そういう下心はあります、きっと。
だいご:だったら似てる云々なんて回りくどいことを言わずに「お綺麗ですね」「好きです」と言えば良いわけです。「ペンギンみたいで可愛いね」と言ったのは、あなたを歓ばせてあけたかったんですよ、とか。そうやって、自分がなぜその言葉を選んだのか、丁寧に表現していけば、お互いの中にあるギャップを埋めていけるかもしれないですよね。
編集:整理すると、まず私達には誰かを傷つける、そういう影響力があるんだと自覚する。だから何か発言する時にはその意味を精査するということですね。
東良:言ってしまって「そんなつもりじゃなかったんだよ」と言い訳しても、「そんなつもりってどんなつもりだったんだよ」と相手は思ってしまうと。
だいご:相手が何故「そんなつもりってどんなつもりだったんだよ」というかというと、どんなつもりなのかは言った本人が誰よりも判っているからなんです。
東良:ああ、そうか。そうですよね。
だいご:で、人と関わると傷つくのは当たり前ということに戻るんですけど、そうやって自分の気持ちをすべて正直に誠実に伝えたとしても、必ずしも相手に歓ばれないということもあると思うんですね。
東良:伊東美咲を持ち出すことなく「好きです」とストレートに言ってもフラれる時はフラれると?
だいご:ええ。となると、自分は本当に誉めてあげたいとか、善意で伝えてあげたのに報われない、それがすごく残念だなあとか、悲しいなあって感じるとは思うんですけど、それはそれで相手の反応が自分の期待通りにならなかったことで傷ついているんですよね。
編集:ペンギンみたいに可愛いと伝えたかったのに伝わらなかったと。
だいご:そうです。そう考えると、自分もまた、相手からの影響で傷ついているんだなあということが実感出来ませんか?
編集:ああ、判ります。
だいご:となると、その傷は自分で責任を取る、受け止めてあげるということの大切さが理解出来ると思うんですが。
編集:相手に対する罪悪感ということに関してはどうなんでしょう? 自分が良かれと思って言ったことが受け入れられなかったからなんでしょうか。
だいご:ええと、それもあるでしょうし、何処かで相手の──例えば相手が傷ついたとして、その人自身の、傷から回復する力を信じられてないから罪悪感に繋がるんじゃないでしょうか。要は相手を見くびっているというか、ちょっと強い言い方になっちゃいますけど。
東良:相手を信頼出来てないから、立ち直ってくれないんじゃないかと罪悪感を持つと?
だいご:そうですね。自分の影響で相手が立ち直れないほど力が無いと思っていたりすると、いつまでも「とんでもないことをしてしまった」と引きずってしまう。だからと言って何を言っても良いということじゃないですけど。
東良:んー、むずかしいなあ。そうすると、ちょっと戻りますけど、自分とは他者に影響を与える存在なんだ、そういう影響力があるんだと。しかしそのためには自分というものを良く知る必要がありますよね。それが実はけっこう困難だったりする。この、他者に影響を与えてしまう自分というやっかいなシロモノを知るには、いったいどうしたら良いんでしょうか?
だいご:端的に言ってしまうと、自分というものを等身大に見るということですね。過度に自信を持ちすぎるでなく、かといって卑下し過ぎず。自分はたいしたことない人間でもないし、たいしたことありすぎる人間でもないと。
東良:その話は前も出ましたね。えーと、自分を低く見積もってしまう人は、自分に自信を持つ経験を得られなかった、自信を育むことなく今日まで来てしまったからと。
だいご:そうですね。
東良:で、逆に自分の価値を必要以上に高いと思ってしまう人は・・・何でしたっけ?
編集:そうしないと自分というものを保てないから、ですよね?
だいご:ハイ。
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