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【MOSTLY CLASSIC】ラフマニノフブーム到来
【MOSTLY CLASSIC】ラフマニノフブーム到来
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/080504/msc0805040800002-n1.htm
交響曲第1番を誕生させた初恋の女性とのシーン(C)2007 THEMA PRODUCTION JSC(C)2007 VGTRK
■映画公開 人気はピアノ協奏曲第2番
映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」が公開され、ロシアの作曲家でピアニスト、セルゲイ・ラフマニノフが人気となっている。中でも売れているCDはロマンチックな旋律が美しいピアノ協奏曲第2番。一昨年来の「のだめブーム」と同じようにクラシック音楽の受容層が大きく拡大してほしいと関係者は期待をかける。(瀬川牧子)
「ラフマニノフ ある愛の調べ」はラフマニノフの波乱に満ちた生涯に光を当てる。数々の名曲に絡む3人の女性との逸話を中心に、ロシア革命に翻弄(ほんろう)されアメリカに亡命した姿を描いた。劇中にはピアノ協奏曲第2番のほか、「前奏曲」「ヴォカリーズ」、またショパンの「練習曲」などが使われ、映画を盛り上げる。
年明けのころから、コンサート会場での告知も奏功してか、熟年世代の女性を巻き込んで、先月の公開初日から連日ほぼ満席続きと好調な滑り出し。現在は都内などでの上映だが、ゴールデンウイーク明けから全国で順次公開され、広がりを見せる。
映画効果はCDの売り上げに表れた。東京・タワーレコード新宿店では、ラフマニノフのCDが例年の約2倍売れるようになり、在庫が品薄になることも。HMV渋谷店も同様で、客層が高校生、さらに同協奏曲が使われた「のだめカンタービレ」のアニメや漫画を見た韓国や中国の観光客にまで及んでいるという。
RCAレッド・シール100に収められた「ラフマニノフ 自作自演」のCDは、同レーベルの看板ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの約2倍という断トツのセールスを記録している。
音楽ジャーナリストの片桐卓也氏は「ラフマニノフは米国を中心に、非常に人気の根強い作曲家。日本ではブームが一足遅くなったが、映画を機に、ラフマニノフがもっと身近なものになるのでは」と話す。
同映画の脚本家兼プロデューサー、ミハエル・ドゥナエフは「ラフマニノフ独特のノスタルジックな美しい旋律は、日本人の感性にしっくりとなじむものがある」と前置きし、「現在、ロシアは過去の共産主義を美化する風潮が蔓延(まんえん)している。旧ソ連の共産主義によって祖国を離れたラフマニノフを描くことは、二度と同じ過ちを繰り返してはならないというメッセージでもある」と話している。
映画は東京・Bunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマで公開中。17日から、大阪・梅田ブルク7、兵庫・シネカノン神戸などで公開される。
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