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四川省の大地震、現地の人の声
四川省の大地震、現地の人の声
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080513/24984?cd
地震は街を破壊した=12日、四川省・都江堰(ロイター)
中国・四川省ブンセン県を震源として、12日に発生した大地震。中国民政省は、13日現在で死者1万人以上を確認したそうだ。さらに行方不明者は、数万人という。中国のメディアによると、北川県ではほぼすべての建物がつぶれた、と報じてられている。
私は、現地に住んでいる方に、現状をメールで質問してみた。すると、次のような答えが返ってきた。
◇
成都の北、三国志で有名な綿竹市では、300人の中学生が亡くなった。中国の人に聞いた限りでは、成都では、建物の新旧が明暗を分けたようだ。
成都に住んでいるAさんは、新しいマンションに住んでいる。古いマンションの壁には、大きくひびが入った。古い家の住人で、壁に大きくひびが入った人は、外の広場に避難している。彼の家は、電気が普段どおり使える、と話す。そして成都市長は、「安心しろ」と繰り返し人々に言っていた、とも教えてくれた。
同じく成都在住のBさんは、近所で古い家が壊れたが、死者を見てはいないそうだ。成都で亡くなった40人以上の死因は圧死だった、と付け加えてくれた。彼は地震が起きると家からすぐ出て、広場に逃げ出したそうだ。
私は地震時の逃げ方が気になった。そこで、上海在住の25歳の女性に、現地では地震の避難訓練はいつに始まったのかを聞いてみた。すると彼女は、高校生のときだと答えた。およそ10年前だ。
今回の大地震は、関東大震災のときのように、定時の食事を作る時間とは、重なっていなかった。そう言う部分も、影響しているのかもしれない。
四川省の地方都市のCさんは、明け方に「地震了 出去了(地震があるので、出掛けます。さようなら)」という言葉を残して、余震が続く中で、家から出て行った。
◇
私の感想では、成都では建物が耐震構造の人は発生した翌日の昼から、普段の通りに過ごすようになったようだ。広場に避難する人々がいれば、自分の家で電気を使って普通に暮らそうとする人がいる。
総合的には、中国では地震に対する避難訓練の歴史がまだ浅く、課題がある。30代の人の中にも、地震の避難訓練があることを知らない人もいる。それから、各種建物の強度が、人々の明暗を分けた部分があったのではないかと思う。
中国は、長い援助や円借款の歴史の中で、日本の耐震技術にはあまり注目していなかったのではないだろうか。各地で小中学校の建物の被害が大きかったのも、学校の耐震基準が徹底されていないからではないだろうか。
中国の人50人ぐらいに中国語で話を聞いてみたが、「天災だから」「悲しいです」といった意見が多く、耐震対策について役人や為政者に言及する意見はほとんどなかった。発展する中国で、多くの課題を残した地震だったように思えた。
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