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変わる社員食堂、安さからヘルシー志向へ
変わる社員食堂、安さからヘルシー志向へ
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080526011.html
企業の間で、社員のコミュニケーション活性化に役立てようと社員食堂を新設したり、復活させたりする動きが広がりつつある。
社員食堂といえば「安いけど味はいまいち」というイメージが強かったが、最近は味が改善され、健康的なメニューも充実させる企業が増加。企業は今後、社員の健康対策を一層強化するとみられ、ヘルシーな料理を提供する社員食堂の設置を後押ししそうだ。
焼き魚やシーフードパスタ、カレーに各種サラダや煮物など約20種類の料理がずらり。ランチは600円で通常サイズ、450円で小サイズの皿に、好きな料理が取れるビュッフェスタイル。晴れた日はレインボーブリッジや東京の街並みが一望できる。
ここはJR東京駅隣の高層ビル41階、リクルートの社員食堂「空箱」。同社は1月、本社機能を銀座から移すのに合わせ、4カ所の社員食堂を設けた。
ビルの23階から41階に約6000人の社員が入居しており、昼時のエレベーターの混雑緩和が課題だった。社員をできるだけビル内にとどめるとともに、エレベーターの利用も分散させるため、銀座にはなかった社員食堂の設置を決めた。
総務部ネクストオフィスプロジェクトの岡理恵子さんは「移転前はオフィスが分散し、部署が違うと交流が乏しかった。新たにコミュニケーションのできる場を設けたかった」と、もう1つの狙いを説明する。
昨年秋、新丸の内ビルディング(東京都千代田区)にオフィスを設けたパソナグループも、社員食堂を設置した。移転前は夜だけ料理が出る食堂はあったが、新食堂は昼も夜も利用できる。
根本恵介広報室長も「社員のコミュニケーションを図れる空間を設けたかった」と説明する。グループ全体で社員の約6割が女性という同社では、サラダ中心の健康メニューが人気だ。
三菱商事は来年5月、東京・丸の内の本社近くのビルに、約6年ぶりに社員食堂を復活させる。03年3月にビルの建て替えなどに伴い廃止したが、「グループ企業を含む社員や出向者らが、気軽に集まれる場所が必要」として復活を決めた。夜は酒類も提供される。
バブル経済崩壊後、社員食堂や保養所、寮の廃止や縮小が相次いだ。しかし景気の回復基調などを背景に、社員食堂の新設など福利厚生を充実させる企業が増えている。
4月からメタボリック症候群を予防するため、職場などで特定健診がスタートしたことも、社員食堂で低カロリーメニューを提供する動きを加速させそうだ。企業から社員食堂の運営などを請け負うシダックスフードサービスの池田雄一執行役員は「特定健診が始まり、社員食堂の役割が大きく変わる。社員食堂向けの営業もメタボ対策が鍵になる」と話している。
[ 2008年05月26日 08:33 ]
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