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映画「のだめカンタービレ 最終楽章」 世界的音楽家、サポート
映画「のだめカンタービレ 最終楽章」 世界的音楽家、サポート (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/091213/msc0912130844000-n1.htm

クラシック音楽ブームを巻き起こした二ノ宮知子原作の漫画の実写映画版「のだめカンタービレ 最終楽章」(武内英樹監督)。19日に全国公開される〈前編〉では、指揮者の千秋真一がヨーロッパの老舗オーケストラの常任指揮者に就任し、「のだめ」ことピアニストの野田恵もヨーロッパで音楽学校の進級試験に臨むなど成長を遂げている。千秋役の玉木宏は指揮者の飯森範親(46)、のだめ役の上野樹里は世界的なピアニスト、ラン・ランの映像を見て練習に励んだという。(竹中文)
玉木に指揮を教えた飯森は、ドイツのベルリンとミュンヘンで研鑽(けんさん)を積み、世界各国のオーケストラと共演してきた。現在は東京交響楽団正指揮者、山形交響楽団音楽監督、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者などを兼任している。監修を務めた本「マエストロ、それはムリですよ…」でも紹介されているリーダーシップは、千秋の性格とも重なる。
飯森が玉木への指揮指導の依頼を受けたのは平成19年のことだった。それまでも音源の収録で「のだめ」シリーズに携わったことがあるが、「面白そうだから」と引き受けた。
指揮のレッスンを開始したのは、昨年1月に放送されたドラマ版の「新春スペシャルinヨーロッパ」の収録から。まず曲に合わせて飯森がタクトを振る姿を撮影。その映像を見ながら玉木が自主練習を重ね、基本的な動作ができるようになると、玉木の身長や手の長さに合わせた動きなどを加えていった。
映画版では、千秋はヨーロッパの常任指揮者に就任しており、レベルアップが求められた。「ハードルがあがりましたよ。曲目も多かったので、新春ドラマスペシャルのときよりも練習を重ねました」と飯森は振り返る。曲の背景や音のイメージ、振るときの気持ちも伝えた。
たとえば、千秋が指揮をするチャイコフスキーの序曲「1812年」の背景には、チャイコフスキーの祖国、ロシアとナポレオン率いるフランスとの戦争がある。「出だしは攻撃がやんでつかの間のイメージなので、明るく大きく振るものではないですよ」とアドバイスをしたら、玉木の振り方が変わったという。飯森は「楽譜に記されたフォルテ、ピアノ、メゾピアノなどの記号だけでは曲にはできない。イメージを持っていないと指揮者は絶対に振れないんです」と力を込める。
一方、のだめのピアノ演奏はすべて、世界的に活躍する中国出身のピアニスト、ラン・ランが担当した。のだめ役の上野はラン・ランのステージや演奏を収録した映像を見るなどしてイメージを膨らませたという。
飯森やラン・ランが携わったCD「のだめカンタービレ最終楽章」も9日に発売された。世界的なアーティストが参加してくれた理由について、ラン・ランとの交渉にあたったEPICレコードジャパンの鈴木則孝さんは「映画製作のチームがクラシック音楽が好きで、丁寧に作ろうとしている姿勢が伝わったのでしょう。クラシック音楽のよさがより身近に伝わっていくことも考えて参加してくれたようです」と話す。
映画は19日からの〈前編〉に続き、〈後編〉が来年4月17日に公開予定。
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